カモミールの種まき方法−時期、発芽適温、発芽日数、発芽難易度−難しい?簡単?−育て方
カモミールの種まき方法−時期、発芽適温、発芽日数、発芽難易度−難しい?簡単?−育て方
種の外観
これは超拡大写真です。虫眼鏡で大きくして見ているのと同じようなくらい拡大しています。
実際には、肉眼では見えません。このような模様やスジがあることなんて分かりませんでした。超クローズアップ撮影で撮った写真を拡大してみて初めて見えてきたものです。
イメージとしては、胡椒のような感じです。
もちろん、粉になった胡椒です。それでも大きいです。小麦粉に近いのですが、そこまで細かくありません。その中間くらいといいましょうか。
とにかく、小さすぎて種であるということを忘れてしまうくらいです。
種の大きさ、重さ
超極小で、息を止めて扱わないと飛んでいってしまいます。

種の構造
小さすぎて解析できません。顕微鏡があったら断面を見てみたいです。

種まきの発芽の難しさ
発芽適温:15〜20度、発芽日数:7〜10日
カモミールの種まき方法
土の粉のようなタネを胡椒をふりかけるように、上に播き、上から抑えるて土となじませ、濡れたティッシュをかぶせておきます。水やりは底面から染み込ませるようにします。そうしないとタネがどこかにながれてしまいます。
指で押して、土と一緒に混ぜ合わせる用な感じで、かぶせを無しにしてもいいかもしれません。
超難しそうな種まきですが、意外と簡単に発芽します。発芽適温が低いせいでしょうか、実にほおっておくだけで発芽します。
この低温で発芽するというのがいいです。もし、これが高温だったら?超難しいどころの問題では無くなってしまいます。
初めて見た人は、種というよりも、粉だと思うと思います。おそらく、一般的に見られる植物の種の中で一番小さい種が、このカモミールだと言えます。
どうしてもこれほど小さくなってしまったのか?
カモミールに進化の歴史を聞いてみたいのですが、基本適にはヒマワリの花のように1つ1つが花で、そこに種がついていくタイプのものだと思います。
その花自体がとても小さいので、物凄く密集して小さい小さい種がびっしりとできるのでしょう。
そう考えると納得です。しかし、これを初めて育てるにはかなりの勇気がいるかもしれません。ふつうの種まきの感覚ではまず、上手くいかないからです。
まず、粉のような数千もの種をひとつまみ土の上に蒔いてみると、まるで石灰でも撒いたかのように白っぽくなるだけです。
一体、この後どうしたらいいのか???
土をかぶせていいのか?水はどうしたらいいのか?
水をやったら流れてしまうのは確実に想像できます。土もかぶせるというより、何か土と融合してしまって、何か肥料のように土に混ざっている状態になってしまいます。
ここで、セロリのように基本的に土は被せない!という方法もあります。
まずは、土をセットして、水を湿らせておきます。そのうえに、粉のような種を数千粒蒔いて、この時点でもういくつが出るかというのは物凄く低い確率ですので、かなりアバウトです。
更にその上に、湿ったティッシュを1枚被せて終わりです。
ティッシュが乾いたら軽く水をやる。ティッシュがあるので、種が流れることはない。
こういう方法で発芽させることができたのはセロリでした。それを真似した方法です。
また、適当に土とごちゃ混ぜにしておいても、ちゃんと発芽してきましたので、ティッシュを使う方法は、普通にやってだめなときにやるとう感じだと思います。
しかし、昔、地面に直接、粉のように1袋全部をばっと蒔いて、数ヶ月してなにもないな、、、と思ったら、1本だけ、小さなカモミールが雑草の間に見えていました。
そんな無茶さえしなければ大丈夫だと思います。
超難しそうな種まきですが、種まきの操作が難しいくらいで、発芽は容易です。
家庭では、冬から春にいかに高温を維持することが難しいかが分かります。とにかく、木造住宅などは寒いものです。窓からの放熱も半端ありません。じつは気休め程度にしか家の保温能力がないとつくづく感じさせられます。


1辺が3cm程度のセルトレイです。
こうやってみると、種とはおもえません。
何かコバエの幼虫のように見えてしまいます。

発芽直後です。
どれが双葉で、どれが本葉か分かりません。
一応、よくみると双葉と本葉が分かります。
双葉は丸くカールして、本葉はカギ爪のような切れ込みが付いている針のような葉です。

発芽直後からしばらく成長したようすです。
ひじきのようです。

しかし、不思議な形をしています。
質感が多肉植物のように盛り上がっていることが分かります。
カモミールって不思議な植物ですね。
ただ、これらのものが直立していないというよりは、できないくらいに柔らかくて、か弱いものなのです。
これは育てるのには、ある程度までは安全な場所でそだててやらなければうまくいくわけはないと思います。
野生下で自生しているカモミールなんてあるのでしょうか?
こんなに弱くて自生できたら、よほどいい環境なのだと思います。
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さらにトマトの種の表面を拡大してみると、棘がたくさんあり、表面がみえないくらいに埋まっています。 これは野草がセーターに付いてどこかへ運ばれるような感じです。 トマトの場合は、何かから守っているということが考えられます。 細菌、菌類、小さい昆虫類からこのトゲトゲで種を守っているかもしれません。