種まきの壺
植物の種にはまるで不思議な力があるかのように感じます。
これは遺伝子のコピーが小さい種というカプセルに包まれて何ヶ月も、時には何年も後に花を咲かせることがあります。
そしてまた、種を残していきます。
この繰り返しを続けている植物は自然の流れにしたがって生きています。その過程で環境に一番適したものだけが種を残していき、厳しい自然環境の変化にも対応してきました。
おそらく、数百年、数千年は同じような繰り返しを続けて生き残ってきたわけです。今では、野菜などの有用植物は人工的に種を作るようになっていますが、それでも毎年繰り返し環境にあうものを選び抜いて育てていくことができる種もあります。
食物となるような野菜などは自生しているもの以外は、自然に放おっておいても種子を残して育ってかないものなのでしょうか?
夏と冬があり、互いに環境の変化についていけず枯れてしまいます。しかし、花を咲かせ実がなり、その中に種子を持っているものは、半年後、1年後くらいに環境が整うと発芽してきます。
前の年に地面に落ちた実から翌年自然に発芽してきたものがたまに見られることがあります。
しかし、その発芽した種は全体からすれば、本当にごくごく僅かな0.数%というもので奇跡的なことです。
おそらく、そこの環境に適応した可能性が高いといえるかもしれません。おいておけば、また来年も発芽するかもしれません。そのような自然の脅威的な力を感じることができます。
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ディルとはハーブの一種で、魚料理やピクルスなどに用いられることが多いものです。独特のふさふさとした毛のような葉が印象的です。 しかしながら、それ以上に、この種の見かけも超一流に変わっています。構造はよく分かりませんが、何か2つが1組になっているように見えます。
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これは超拡大写真です。虫眼鏡で大きくして見ているのと同じようなくらい拡大しています。 実際には、肉眼では見えません。このような模様やスジがあることなんて分かりませんでした。超クローズアップ撮影で撮った写真を拡大してみて初めて見えてきたものです。
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さらにトマトの種の表面を拡大してみると、棘がたくさんあり、表面がみえないくらいに埋まっています。 これは野草がセーターに付いてどこかへ運ばれるような感じです。 トマトの場合は、何かから守っているということが考えられます。 細菌、菌類、小さい昆虫類からこのトゲトゲで種を守っているかもしれません。